某国のEです。完全版

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プロローグ

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私はE。

名前でも苗字でもなくただEと呼ばれる存在。もちろん常日頃ずっとEな訳ではなく

限られた時間、限られた場所でのみEと呼ばれそれ以上でも以下でもなくなる。

私がEと呼ばれる存在であることを知る者はかなり少ない。

私をEとした組織のその中の限られた人にしか知られず、それ以外の者には決して知られてはいけない存在。

 普段は普通のなんの変哲も無い日本男児として裸に首タオルで畑に精を出し、たまに蛇を捕まえるのが趣味などこにでもいる普通のお父さんだ。

妻も娘も何より私の最愛の三毛猫にさえも私がEと呼ばれる存在である事は決してもらしてはならない。たまに、ごくたまにEとして活動している所を娘に見られかけ誤魔化した様をウチの父は変わっていると娘のブログに書かれたりもしたが

本来の目的と私がEと呼ばれる存在である事はどうやらバレずに済んでいるようだ。組織以外で私をEと知った者は如何にかかわらず人知れず処理しなければならない。

 

そう、例え実の娘であっても。

 

それにしても私はいつからこんな存在になってしまったのだろう?家族にも愛猫にも嘘を突き通さなければならないのは本当はとてもツライ。

故にこのインターネットと言う誰からも知られる代わりに誰からも偽れる媒体を使って、こうして愚痴の一つでも書いてみたくなった私をいったい誰が責められようか?

 

私はE。

私が所属する組織からEと呼ばれる存在。果たしてその正体は、某国の諜報部員として人知れず活動するカールおじさんによく似たナイスガイ。いやここはナイスミドルとしておこうか。

 

登場人物紹介

  亡国の諜報部員。本編の主人公である。

本人曰くカールおじさんによく似たナイスミドルらしい。

猫(三毛柄)  Eの愛猫。とてもとても可愛いらしい。

猫(ブチ柄)  Eの娘の飼い猫。腹部に得体の知れないナニカと呼ばれる生命体を収納しているらしい。

  Eの実の娘。E曰くやっているのかどうかも怪しい整体院と超絶大人気の菓子屋をしているという噂。

得体の知れないナニカ  Eの所属する某国が総力を上げて存在解明をしているモノ。UNKNOWNとの事。

  某国の諜報部員。医学に通ずるわりに職業「旅人」らしい。一部ではマ○先生とか呼ばれているらしい。声が大きい。

 

私はE。

名前ではなくただEと呼ばれる存在。そして私がEだということを例え家族でさえ絶対に知られてはいけない存在。

そんな私に与えられた任務は某国の諜報部員として人知れず活動すること。目下私は緊急の優先事項として、ある者達の調査および実態解明にあたっている。

その者たちとは何か?

 

彼らはこの私と同じように、この世界の中で人知れず活動していて私の雇い主でもある某国にとっても決して無視できない存在として認識されている。

団体でもなくしかして個体でもない。それらはすべてUNKONWN。「得体の知れないナニカ」と呼ばれている。

 

去年の夏の事。

私はその「ナニカ」の一部ではないかと思われるブチ柄の生体と対決する事になった。偶然私の前に現れたその「ナニカ」は、私の想像を超える知的な力と運動能力を有していた。私が組織でそしてその前に属していた日本の自衛隊というところで身につけたトラップさえ、いとも簡単に乗り越え私の家に侵入さえしようとした。

それから私とブチ柄の生体は一年という長きに渡って英知を競う事になる。そして、その知的能力や運動能力をやっと分析できそうになったとも思えた今年の夏。

私が彼を調査していたのを見越したかのように、突然ヤツは私の前から姿を消した

が、しかし姿を消したと見えたその「ナニカ」は今も私の周りに存在している。私の娘の飼い猫の腹部に巣くい、私の大切な大切な三毛猫に手をだそうと目論んでいるようだ。これだけは私の命に代えても守らねばならない。

それが私のEとしての存在理由でもある。

 

私はE。

得体の知れないナニカと呼ばれる存在と日夜戦い続ける事もある、彼ら同様知られざる者として存在する。

 

この物語はフィクションです。

実在の人物・団体等とは一切(多分、きっと)関係がございません。